あなたは誰の同類ですか?ー自己イメージに影響する「他者」

 こんにちは!最近あらためて良質なコーチの必要性をますます感じているアセアジャパンの渡辺です。

コーチングをしていると、

クライアントの思考の壁を発見する機会がたくさんあります。

今日の話題は、その中のひとつである『自己イメージ』に関連したことです。

「自己イメージ」が与える影響

人生の歩みを左右してしまう力は色々な方向から働きますが、
自己イメージというのはその中でもとても大きな要素です。

そしてこの自己イメージに大きな影響を与えるもののひとつが、
自分をどんな人々と同類だとみなしているか』ということです。

あなたの場合はどんな人々でしょうか?

 キャリアウーマンですか(笑)?

 新橋駅前のサラリーマンでしょうか?

 あるいはオタクと呼ばれる人々?

同類と考えないまでも、
どういうタイプの人々にもっとも親近感やシンパシーを感じるか、
あるいは自分を重ねて見る傾向があるか、
というふうに考えて自分を振り返ってみるとどうでしょうか?

彼らはあなたが心の中で無意識に所属してしまっている仮想的な集団なのです。
そして実は、その仮想集団の仮想アイデンティティが、
無意識にあなたを制限し、規定してしまうことが多いのです。

あなたを制限する「彼らのスタンダード」

あなたの内なる基準やスタンダードは、
あなたが『彼らのスタンダード』だろうと思っているものに、
無意識のうちに近づいていきます。

あなたは無意識に『彼らのスタンダード』に合わせた考え方をするようになり、
言葉づかい、行動様式も似ていきます。

そんなこと、言うまでもないと思う方もいるかもしれませんが、
これは重大なことだと思いませんか?

だって、誰と自分を重ね合わせる癖があるかで、
あなたの人生が決まってしまうかもしれないんですから!

あなたが「自分の限界」だと思っているものは、
実は借り物の「限界」かもしれません。
「自分らしさ」だと思い込んでいることは、本当は違うのかもしれません。

もしも70代の方が・・・

たとえば、年齢が同じように70歳の方でも、
もう年寄りだから
といつも口に出して言っているグループにシンパシーを感じている人と、

まだ70だから色々やりたい!

と言っているグループにシンパシーを感じている人とでは、
普段の生活のしかたも、
たぶん5年後の健康状態や見た目までも、すべて違ってくるでしょう。

こういうふうに考えると、少し怖くありませんか?

あなたが「同類」だと思いたいのは誰?

本当のところ、いったいあなたはどんな人たちと自分を重ね合わせたいのでしょうか?
現在の「同類」たちにどのぐらい満足しているのでしょうか?
本当に彼らと運命を共にしたいと思っていますか?

もし違うなら、「彼ら」を、意識的に違う種類の人々に変えてみてはどうでしょう?
たぶんあなたの考え方、話し方、行動様式は変わっていきます。
すると、あなたの運命は変わっていくでしょう。

このことを理解していると、
クライアントを大きく助けることができる場合があります。

自分自身でこの「自分を規制する他者」から自由になった体験があればなおさらです。
まずは自分のことを真剣に見つめ直してみるのはどうでしょうか?

今日は少し難しい話になったかもしれませんが(いつもかな?)、
個人としてもコーチとしても成長につながることだと思います。

ぜひ参考にしてみて下さいね!

投稿者: 渡辺 亨

米国Creative Result Management 認定コーチ。 一般社団法人日本コーチング教育振興協会理事。

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