皆さん、こんにちは!
枠組みを外した思考が好きなコーチの渡辺です。
以前、考え方を柔軟にして
新しい発想や解決を生み出す「ラテラルシンキング」について
少しだけご紹介しましたね!
今日はそれをコーチングにどう適用するのかについて
もう少しフォローしておきたいと思います。
ポイント① 前提を疑う
ラテラルシンキングのポイントのひとつ目は、
「前提を疑う」ということでした。
これだけでも、かなり考えの幅が広がります。
これをコーチングでの質問に適用するとしたら、
どんな質問をすることになるでしょうか?
まず一番シンプルなのは、
クライアントが当然そうだと思っている前提的なことについて、
と尋ねる質問です。
あるいは自分の前提を客観的に考えてもらうために、
と尋ねることもできるでしょう。
多くの場合、前提にしていることは意識することもないし、
意識していても無意識に正しいと思い込んでいるのですが、
それを意識できるようにし、
かつ疑いの目を向けるきっかけを作るわけです。
前提を変えてみる
また、「前提を疑う」というのを
「前提を変えてみる」というふうに応用して、
異なった見方を促進することもできます。
その場合、次のような質問のセットを使うという方法もあるでしょう。
前提に気づくことから始めて、
さらにラテラルに「選択肢を広げる」ことができるように
助けていくということですね。
「どんな思い込みがあると思いますか?」という質問で始めた場合には、
と、続けることができるでしょう。
ラテラル思考が心を開放する
私たちは無意識のうちに多くの前提を持ち、
ワクにはまった思考をするようになってしまう傾向があります。
頭の中で世界を単純化することで、
判断のプロセスを容易にしようとするクセがあるんですね。
そのほうが生きるのも楽だと、どこかで信じているのでしょう。
しかし、それがかえって選択の幅を狭くし、
問題の解決を難しくしてしまうことも多いのです。
すると、心も行き詰まってしまい、
生きることはかえって困難になります。
しかし、ラテラルに考えて前提を疑うクセをつけると、
思考が柔軟になり、考え方や選択の幅が大きく広がり、
その結果、心も解放されます。
単純化するよりも柔軟に考えるクセをつけたほうが、
最終的に人生が楽になります。
コーチングにおいては、
クライアントを心の行き詰まりから解放することは重要なポイントでもあるので、
ラテラルに考えられるように助けていくことをいつも意識しておくと良いですよ!