こんにちは!コーチ養成のミッションを持った、コーチの渡辺です。
今日は、アセアのコーチング講座を受講し終えてコーチングを練習中の方のメールをご紹介して、そこからひとつのご提案をしたいと思います。
Sさん(男性)からこのような体験談をお寄せいただきました。
コーチングを練習していて気がついたことがあります。
ある方とシリーズコーチングの約束をして、
セッションを重ねていました。
ところがやっていくうちに、
お互いに何かフラストレーションを感じていることに気づきました。
それで解決のためにやり方を変えてみたり、
あれこれと試したのですが効果がありません。
「どうしたらいいのだろう?」と考えていたのですが、
ふとしたきっかけで、原因がわかりました。
そもそも「コーチングとは何をすることなのか」という理解が、
こちらとクライアントとの間で共有されていなかったのです。
クライアントの期待感と、こちらの意図がずれていたわけで、
これではうまくいくはずがありません。
初めに「コーチングとは何をすることか」について、
しっかりと理解してもらってから始めることは大切なのだと、
あらためて認識しました。
皆さん、いかがですか?
同じような体験をしたことがある方もおられるのではないでしょうか?
コーチングとは何をすることなのか、
コーチングに期待できるもの・できないものについて、
前もって説明しないとトラブルのもとになります。
ここはしっかりと押さえておきたいところですよね。
しかし、
コーチングについてしっかり説明して確認しておいたのに、
それでもなお、理解がずれていたということもあります。
どうしたらこのようなトラブルを避けることできるでしょうか?
コーチングを体験する
ひとつの有効な手段は、
実際のコーチングを、短時間であっても体験していただくことです。
社内コーチング研修を実施して、
管理職にコーチングを覚えていただくことがあるのですが、
社員のコーチングをする前には、
コーチングについての説明の後に、
短く5-10分ほど、コーチングを体験してもらうように勧めています。
このようにすると、
やはり百の言葉より1回の体験のほうが伝わるもので、
ほとんどの社員さんは、
「あぁ、こういうことか!」と理解して、
その後のコーチングはとてもやりやすいものになるそうです。
進め方の具体例
具体的には、
これをしたいとか思っていることはありますか?
といった質問からスタートして、
それについて整理や明確化できるよう質問して、
行動プランを考えられるように助ける、
という簡単なコーチングをするのです。
そして、
そして△△するということになりました。
コーチングって、こういう会話のことです。
どんな感じがしましたか?
というふうに尋ねるのです。
加えて、
いま私は何も指示したり教えたりしませんでしたよね?
すべてあなたが自分で考え、結論を出し、どうするかを決めました。
先ほど『コーチングは教えるものでなく、
あなたの思考や行動を支援するためのものだ』
と説明しましたが、こういうことなのです。
というふうに後づけ説明することで、
文字の理解だったものが、実感的な理解に変わります。
まとめ
いかがでしょう?
コーチングを始める前に体験セッションを実施している場合は別として、
短くコーチング体験をしてもらってから本番をスタートするのは、
トラブルを避けるためにも、新しいクライアントを獲得するためにも、
とても効果的だと思いませんか?
このやり方、ぜひ試してみてくださいね!
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2016.7.27 皆さんの体験をお知らせください!