こんにちは!ACEAジャパン 認定コーチの清水です。
今日は、私たちアセアジャパンのコーチがお互いにやっている、効果的なコーチングの練習方法を1つご紹介します。
それは、コーチ同士の相互コーチングです。
コーチ役とクライアント役をお互いに交代しながらコーチングの練習をするという方法なのですが、
アセアジャパンが開催するコーチングステーションなどでも行われている効果的なコーチングの練習方法です。
皆さんのコーチとしての成長にも役立てばと思ったので、
効果的に練習するためのコツを少しご説明しますね。
コーチ同士で練習するメリットとは?
コーチングの習得には、実際にコーチングをして
経験を積むことが欠かせません。
(というか、やならいと忘れていきます。)
その経験を積む方法には、
・クライアントとのセッション
・コーチングステーション
・コーチ同士で練習する etc
などがありますが、
初心者のうちは特に、
クライアントが十分にいなかったり、
いても、クライアントとのセッションだけでは
自分のズレやヌケに気が付きにくいと思います。
その点で、コーチ同士で練習をして、
お互いの成長を助け合うことには大きな意味があります。
↑ コーチングステーションにて相互コーチングの練習中の様子
相互コーチングの注意点
ただ、相互コーチングを効果的な成長の場にするためには
いくつかの点に注意をして実施する必要があります。
1.適度な緊張感を持つ
まず、相互コーチングは、コーチ仲間と行うので、
リラックスして取り組めるというメリットもありますが、
逆に緩くなりすぎるというデメリットがあります。
コーチングに限らず、良い練習には適度な緊張感が必要ですよね。
2.フィードバックしやすい環境を作る
人によっては遠慮してフィードバックしにくいということもあるかもしれません。
言うまでもなく、適切なフードバックは成長を助けますから、
相手に貢献する思いで、率直なフィードバックを行うようにしましょう。
また、そのためにお互いにフィードバックしやすい環境を整えることが大切になってきます。
3.毎回の目的をはっきりさせる
目的がはっきりしない練習も効果がありません。
毎回の成長課題・ゴールを明確にしてから行なうようにしましょう。
1.緊張感
2.フィードバックのしやすさ
3.目的意識
これらを踏まえた相互コーチングの流れの例を次にご紹介します。
相互コーチングの流れ
上記の注意点を踏まえたうえで、
具体的には、以下のような流れで相互コーチングを進めていきます。
② 分かち合い
(ア) コーチとしての目標の宣言 「私は、...」
(イ) 互いのコーチングの成長について分かち合い
(ウ) 今日の目的
以下から選択して、具体的な内容を伝える
(態度、ファシリテーション、傾聴、フィードバック、
質問、結果、その他)
③ セッション
④ コーチが自己評価する(目的について、その他について)
⑤ クライアントがコーチの自己評価についてフィードバック
⑥ クライアントがコーチとして学んだことを分かち合う
⑦ 貴重な時間を感謝する
各段階のポイント
この流れに沿って相互コーチング練習を行うと、
先ほどの3つの注意点もカバーすることができます。
どういうことかというと、
適度な緊張感を持つために
まず適度な緊張感を持つために、
自分の目標を宣言して、相手の貴重な時間を感謝します。
襟元を正すイメージですね。
毎回の目的をはっきりさせるために
それから目的意識をもつために、
分かち合いで、目標をはっきりさせ、現状を確認します。
それによって、自分が今日するべき、具体的な目的を決めます。
フィードバックしやすい環境を作るために
最後にフィードバックのしやすさについては、
先に自己評価をしてもらえば相手も言いやすくなります。
また、その日の成長目的がはっきりしているため、
それについての的確なフィードバックをすることができます。
おわりに
いかがだったでしょうか?
コーチングはたくさん実践することで着実に身に付きます。
ご紹介した方法のほかにも、ACEAジャパンではコーチングステーションなど、
コーチ同士の交流・成長の場が定期的に設けられていますので、
それらも利用するなどしながら、
さらに役に立てるコーチとして成長していきたいですね!
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
↑ コーチングクリニック / コーチングステーションの様子