こんにちは!ACEAジャパン コーチの渡辺です。
今日は、私もよく使っている、
コーチングをする際に助けになることをひとつご紹介します。
それは「書く」ということです。
これが効果的なコーチングのカギになることがあります。
視覚化する事のメリット
コーチングセッションは、
会話だけで進めていくというのが定番ですが、
時には会話することに併せて
話したことを簡潔に書き出してもらうのです。
特に、話すだけで頭の中を整理することが苦手なクライアントの場合、
書くことを加えるだけで劇的に整理が容易になる場合は少なくありません。
書き出すことで、客観的に見やすくなるからでしょう。
特に構造的に複雑な問題だったり、
いくつものことを同時に検討しなければいけない場合は、
関係図や樹状図にしたり、
リストにしたりすることで大きな助けになります。
誰が書くの?
誰が書くのかについては、
基本的にはクライアントが話したことを、
タイミングを図って自分で書いてもらうようにすればよいのですが、
書くのが遅かったり苦手だったり、
書いているうちに忘れてしまったりするという場合もあります。
そんなときは、
「今おっしゃっていたことを整理すると、こんな感じでしょうか?」
と、コーチの側がさっと図示したり、
箇条書きにして見せたりしても良いでしょう。
プロコーチがお勧めする便利ツール
必要に応じてこれらのことができるように、
A3版の紙や、
自由に書いたり消したりできる
ハンディな折り畳み式のホワイトボードなどを
セッションに持っていくようにすると便利です。
紙を使うこともありますが、
私はよくヌーボードという製品のA4判とA3判を使っています。
欧文印刷株式会社 nu board(ヌーボード)シリーズ一覧
開くとそれぞれ、A3判、A2判になり、透明シートも付いているので、
書いたものの上からさらに重ねて書くこともできます。
細めのボードマーカーも2‐3色携帯しています。
会社の会議室などでコーチングを行う場合は、
ホワイトボードを使わせていただくこともあります。
視覚化することのデメリット
また、書いて視覚化することのデメリットも知っておきましょう。
どんなデメリットかというと、
どうしても書いたものに目がいってしまうので、
書いたものにとらわれてしまったり、
書いたものの範囲内でしか考えなくなってしまう危険性がある、
ということです。
このことは十分に意識しておく必要があるでしょう。
そして必要に応じて、書いたものを見ないようにしたり、
伏せたり閉じたりする、ということも行なうと良いでしょう。
さいごに
いずれにしても、
「書いて視覚化する」という補助手段もあるということを覚えておいて、
クライアントのタイプやトピックによって助けになるだろうと思える時には、
試してみるといいと思いますよ!