みなさん、こんにちは!
アセアジャパン コーチの渡辺です。
今日はコーチングという名称のもとになった
「コーチ」という言葉の由来について、
お届けしたいと思います。
ハンガリーのコチ
そもそも「コーチ」という言葉は、
ハンガリーのコチという町の名前から来ています。
実は、その町では農業ができない時期の収入源として、
四輪の馬車を制作していました。
今でも、COACHというブランドのマークに
四輪の馬車が使われていますね。あれです。
これが、当時としては非常に先進的で、
なんとサスペンション付きだったんです!
それで非常に人気が出たのですが、
他の馬車と区別するために生産地の名前で呼ぶようになり、
少し変わってコ-チという固有名詞になりました。
さて、これがどうして現在使われているような
意味になっていったのかということには、
もうひとつのストーリーがあります。
19世紀 イギリス
ところは変わり、19世紀のイギリスです。
当時のオックスフォード大学の学生たちの収入源は、
家庭教師をすることでした。
そして家庭教師たちは、
自分の生徒を指導するためにムチを使うのが普通でした。
コーチという馬車を運転するときには、
馬に言うことをきかせるために当然ムチを使うのですが、
彼らは当時、生徒たちにもムチを使っていたので、
家庭教師をすることを学生のふざけ言葉として
「コーチする」と言い始めたのです。
「コーチ」という言葉が教育や指導とリンクして
使われるようになった理由は、こんなことだったんです。
ちょっとイヤな感じですね(苦笑)。
でも安心してください。
ちゃんと続きがありますから。
きっかけはいまいちな感じでしたが、
その後、指導者たちの間で、
「馬車は『目的地に到達させる』ものだから、
この呼び名は指導者の仕事の意味を
絶妙に言い当てているじゃないか?」
ということになっていったんです。
それで、
人がその望んでいる目的に到達できるように助ける人を
正式に「コーチ」と呼ぶようになったと考えられています。
というわけで、
コーチング豆知識でした(笑)。