今日は、ICFコアコンピテンシーの中から【傾聴】のポイントについてご紹介します。
ICFコアコンピテンシーは、世界的に認められている世界最大のコーチング団体ICFの定めるコーチの能力水準です。(ACEAジャパンは、ICF日本支部の法人パートナーです。)
06.積極的傾聴 Listens Actively
2. クライアントが伝えた内容を反復または要約することで、明確さと理解度を高めている
Reflects or summarizes what the client communicated to ensure clarity and understanding
ICFコアコンピテンシーより抜粋
上記は、ICFコアコンピテンシーの中の傾聴に関する部分の抜粋です。
この点について、あなたの傾聴はどうでしょうか?
とても深い内容ですが、一般的な事としては以下のようなことがあるかもしれません。
反復する
クライアントが伝えたことを、やまびこ(エコー)のように伝え返します。クライアントの使う単語や言い回しは、辞書通りの意味ではなく本人独自の意味や感情が含まれています。それをそのまま伝え返されることで、クライアントは「自分はそう思っていたのか」と考えが明瞭になり、気づきが生まれたりします。
実は、コーチは無意識に言い換えて気が付かないことがよくあるので注意します。
要約する
傾聴における「要約」では、会話の様子をみながら、クライアント自身が話していることの要点を端的にまとめて伝えます。具体的には、1つの話題が長くなってきたときに、適切なタイミングで上手に意味のブロックを要約をしてあげることで、会話のポイントや構造が整理され、クライアントが思考しやすくなることがあります。
もちろん、コーチが主導権をとらないようにすることは言うまでもありません。
以上、少しだけご説明をさせて頂きました。
ICFコアコンピテンシーと照らして、ご自信の「傾聴」を振り返ってみてはいかがでしょうか?
他のコーチはどうしているのかな?と思ったら、ACEAジャパンのコーチングステーションにも是非、ご参加ください!どなたでもご参加いただけます!