こんにちは!
コーチングで世界に幸福を広げたいアセアジャパンの渡辺です。
先週「幸福」ということについて少し触れましたが、
今週も引き続き「幸福感」ということについてのお話をしたいと思います。
より充実した人生を送るために変化を起こそうとしてコーチングを受けているクライアントの中には、コーチングの過程でこんなふうにおっしゃる方がおられます。
「自分の幸せを追求していいのか、利己的なんじゃないかと時々迷いを感じるんです。むしろ、もっと他の人の幸福のために努力すべきなのではないかと…」
私は「そんなことをおっしゃる時点で、
すでにほかの人の幸福を考えているじゃないですか!
そんな人が利己的な人間だとはとても思えませんよ。」
と心の中で思うんですが(笑)、
自分のためにコーチングを受けていると、
本当にこういうふうに言われる方もおられるんです。
特に、女性のクライアントに多いような印象があります。
「幸福の追求に罪悪感を覚える人をこんなに生み出すなんて、
日本の教育は大丈夫か?」と、
真剣に考えたりもしてしまいます(苦笑)。
そんな時、わたしがクライアントにお伝えすることのある「調査結果」を、
皆さんにもお伝えしたいと思います。
調査結果「幸福は伝染する!」
ギャラップ社という世界で最も知られている調査会社を覚えておられますか?
この会社で50年にもわたって幸福についての大規模な調査が実施されたことは、
先週ご紹介しましたよね?
そこでわかったことのひとつは、「幸福は伝染する」ということです(笑)。
例えば、Aさんが幸福を感じていると、
その友だちのBさんの幸福度は15%も高まるそうです。
そしてさらに、Bさんの友だちでAさんのことを直接知らないCさんがいたとすると、
Cさんの幸福度もAさんのおかげで10%高まるんです!
これだけでも十分驚きなのですが、さらにさらに、
Aさんの友だちであるBさんの友だちのCさんの友だち、
つまり幸福だと感じているAさんから数えて3人目であるDさんの幸福度も
6%高まるということまで分かったんです!
ちょっと理解しにくいかもしれませんが、いや~、びっくりですよね。
何が言いたいんでしょうか。
つまり、ある人の幸福が高まると、それは必然的に
自分のところだけでは収まらないようになっているということなのです。
これは経験的にも納得できますよね。
自分の親しい誰かが幸せそうにしていると、
何となく自分も嬉しくなってくるものです。
例えば、お母さんが明るく幸せそうだと、
子どもも何だかうれしくて幸せな気分になるでしょうし、
奥さんが幸せそうだと夫は幸せな気持ちになりますよね。
わたしの家でも、それは同じです。
だから、自分がより幸福であることを追求するのは必ずしも利己的ではないし、
実は、自分が関わる人たちだけでなく、
その向こう人、さらにその向こうの人にまで幸せをもたらすものなので
幸福の追求に罪悪感を覚える必要はないのだと、
前述したようなクライアントの方がいたら、
知らせてあげるのも良いのではないでしょうか?
もちろんクライアントのタイプ次第だと思いますが、
この調査結果がお役に立ちそうな場合は伝えてあげると、
クライアントが励まされることもあると思いますよ!