アセアでは認定コーチとしての資格制度を設け、
認定試験を実施しています。
来週の火曜日にも実施されますね。
受験資格
認定コーチ資格試験を受験するための条件は、以下のようになっています。
75%は有料で実施してログに記録しており、
アセアのコーチ倫理規定に同意し署名できること、
試験内容
試験内容としては、以下の3種類のことを行います。
1.筆記試験
まずはコーチングについての適切な理解と
重要な知識が押さえられているかを確認するための30問強ある筆記試験。
問題数は30少しですが、
約90個のことを答えられなければいけません。
答えひとつにつき基本的には1点、記述が2点となっています。
2.実技試験
次に、正しい知識に基づいて
適切なコーチングを実施できるかどうかを確認するための、
30分セッションを実施する実技試験。
ICFコアコンピーテンシーに準拠した、6分野20種類の項目で審査します。
3.面接
最後に、コーチとしての心構えや
基本的な倫理認識を持っているかを確認するための、面接試験です。
これらの試験でトータル7割程度の得点を得て、
コーチとして必要な基本的能力と人格を備えていると認められる場合、
日本コーチング教育振興協会の認定コーチ資格を得られるわけです。
大変そうに感じるかもしれませんが・・・
だいぶ大変な試験内容に感じられる方もおられるかもしれませんね。
でも、国際コーチ連盟(ICF)の正式資格試験よりは、
コーチング実施時間数についての要求基準は下げてあるんですよ(笑)。
ICFだと、最低でも100時間の実施が要求されます。
また、マスターコーチングを10時間以上受けることが必要です。
(ちなみにアセアは国際コーチ連盟の正式なパートナー団体です)
そもそもアセアで認定資格を設けたのは、
ICFの資格取得のハードルが少々高すぎるので、
少しだけ基準を下げてより多くの人がプロコーチとして活動しやすくしつつ、
同時に、クオリティはしっかりと高いコーチを生み出すためです。
そんなわけで、
アセアの認定試験は比較的要求の高いものになっているのですが、
これには他にも大切な意味と目的があります。
アセアのコーチ認定試験が持つ大切な意味と目的
それは何かというと、
プロコーチとしてデビューする方々が、
しっかりとコーチング知識を整理したり
スキルを磨いたりするきっかけを作り、
自分の中に根拠のある自己信頼を築く機会を提供する、ということです。
「しっかりと勉強して高レベルな知識と理解を持っている」
「実際に通用するコーチングスキルを身につけている」
自分に対してこういう健全な自信がなければ、
堂々と確信をもってコーチとしての活動をすることができません。
そして、そのような自信を形成する機会とするためには、
簡単な、ほとんど何もしないでもクリアできるような
試験をするわけにはいかないのです。
「これだけの内容を学び、得点し、実践で証明された。」
と自分で感じられるような、
中身のある、難易度が低すぎないものでなければ意味がないからです。
実は、他のコーチング団体で提供されている認定資格を取得した方々で、
自分の資格やコーチング能力について、
「資格は取りましたけど、なんというか、取っただけなんですよ。」とか、
「一応、資格は取ったんですけどね・・・」
「できないかと言われればできるんですが、そんなに大したことはないです」
といった表現をされる方々も少なくないんです。
試験を受けて資格を取得しても、
自信にもクオリティにもつながっていないとしたら、
そんな認定試験に何の意味があるでしょうか(笑)?
また、アセアとしても、
本当に多くの人々を開花させ成功に導いていく『真に役立つコーチング』が、
この世界に少しでもたくさん広がっていくようになることが願いですから、
認定コーチへの要求基準を低いものにするわけにはいかないのです。
というわけで、
アセアの認定試験のための準備や試験内容は少したいへんです。
でも、これをしっかりとクリアして合格すれば、
プロコーチとしての自分に、しっかりとした自信を持つ
ことができるようになると思います。
そして確信をもって多くの方々をコーチングにお招きし、
その人らしい最高の人生に進む手助けができるようになると思います。
さいごに
試験日も迫っていますが、
意地悪な質問やひっかけ問題などありませんし、
試験官を務めるコーチたちも、ひねくれ者ではありません(笑)。
ですから、実力が出せるように、
当日は焦らずリラックスして試験に臨んでくださいね。
前日にはコーチングステーションもありますから、
わからないことは質問できますよ。(^^)
それでは受験生の皆様、試験会場でお会いしましょう!