こんにちは!
コーチングをもっと知ってほしい渡辺です!
今日はコーチングを学ぶ上で、
ぜひ参考にしてほしい書籍をまたひとつご紹介します!
その名も「インナーゲーム」
講座で学ばれた方にはタイトルをご紹介しました。
著者は、プロのテニスコーチだった、W・T・ガルウェイという方です。
この名前でピンとくる方も多いのではないでしょうか?
この本の内容は、
ジョン・ホイットモア著『はじめのコーチング』にも登場しており、
コーチングという支援方法が
どのように形成されていったのかを理解するために
大いに役立つと思います。
インナーゲームというタイトルは、
何かに挑戦しているとき、
外側の「試合」以外に
心の中で起こっている「見えない試合」がある、
ということを表現しています。
そしてこの「見えない試合」が起こると、
外側の「試合」に対して
自分の力をフルに発揮することを妨げてしまうことがわかったのです。
そのためガルウェイ氏は、
いかにそれが起こらないようにできるかを研究し、
その結果をこの本にまとめてくれました。
コーチングにおいて、
クライアントを「内なる障害」から、
すなわち自己批判や自己叱責から解放していくことは、
意外と軽視されてしまいがちです。
何を考えさせるか、どんな行動をとらせるか、
といったことにばかり意識が行きやすいのですが、
それ以前の心のモードが自己叱責的だと、
良い思考や良い行動計画は生まれてきません。
ある意味、「何をしてもらうか」には意識が行きやすいが、
「何をしないでもらうか」ということは、
忘れやすいと言うこともできるでしょう。
しかし、余計なことをしないようにして、
その上で必要なことをする、
というのが本来の順序ですよね。
クライアントが本当に前進できるようにするためには、
この視点が非常に重要です。
ガルウェイ氏の本は、このこと以外にも、
コーチングを行う際に忘れてはいけない大原則の数々を
たくさん教えてくれます。
『インナー・・・』シリーズは、
日刊スポーツ出版社から他にも何種類も出版されています。
よい参考になると思うので、ぜひ読んでみてくださいね!